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悪玉頭痛と善玉頭痛の鑑別が大切です。

頭痛はたいへんありふれた症状で、頭痛に悩まされている方はたくさんいらっしゃると思いますが、脳腫瘍やくも膜下出血などによる深刻な悪玉頭痛(二次性頭痛)と、生命にかかわらない良性の善玉頭痛(一次性頭痛)を区別することがまず何よりも大切です。充分にお話をうかがった上で、診察および必要な場合は直ちにMRI検査を行なって確実に診断をします。

悪玉頭痛では

くも膜下出血、頭部打撲1~2ヶ月後に発症する慢性硬膜下血腫、脳腫瘍、髄膜炎などによる悪玉頭痛も治療が早ければ完治するものがほとんどです。ただ、多くは入院治療が必要で時に手術を要する場合もあります。それぞれの病態に最も適切な専門病院を選び、そこへの紹介を含めて迅速な対処をいたします。

善玉頭痛では

善玉頭痛の代表選手には、片頭痛緊張型頭痛(肩こり頭痛)がありますが、日本中で片頭痛の人は840万人、緊張型頭痛の人は2,200万人と推定されています。この両者は、同じ頭痛でも治療薬や生活上の注意点がまったく異なります。しかし、多くの方が共通の市販の頭痛薬を漫然と使われており、なかなか治らなかったり、治らないどころか頭痛薬の飲みすぎで非常にやっかいな「薬物乱用頭痛」になって苦しんでいらっしゃいます。

実際に、これまでに国際頭痛分類(2004)の診断基準に合致する片頭痛・緊張型頭痛の方がそれぞれおよそ6400名と5800名、また市販の鎮痛薬を飲みすぎて薬物乱用頭痛に悩まされている方がおよそ500名相談にみえられました。こうした頭痛のほかさまざまな種類の頭痛に対して、正しい診断のもとに最も適切な治療薬の処方と生活上の注意点をご説明いたします。

※重い片頭痛には、自己注射治療が可能です。 お困りの方は、お気軽にご相談下さい。⇒自己注射治療について

群発頭痛、片頭痛の自己注射治療について

自己注射治療は、 片頭痛および群発頭痛が対象です。少なくとも次のような条件を満たす方に自己注射の治療が可能となります。

  1. 国際頭痛分類の診断基準に従って正しく診断されていること
  2. 注射器や薬液の管理および使用が自分自身で確実にできること
  3. 病院やクリニックで注射方法の指導をきちんと受けていること
  • 大半の片頭痛は、トリプタン製剤の内服で治療が可能です。自己注射治療は、急激に頭痛が強くなるタイプや始めから吐き気や嘔吐が強いタイプに用いることが出来ます。
  • 群発頭痛は善玉頭痛のひとつですが片側の眼を中心に起こる激痛で、同側に涙や鼻水を伴い15分~3時間持続する頭痛です。こうした頭痛が2~6週間のにわたりほぼ連日、群発的に起こるため群発頭痛と呼ばれています。
  • 自己注射治療は保険診療になりますが、初回は注射器の購入などを含め3割負担の場合、自己負担分が4,000円前後となります。その他、薬液1回分に約1,000円の自己負担がかかります。

お困りの方はお気軽にご相談下さい。

三叉神経痛について

片側顔面の激しい、時に不愉快な痛みで、生活に支障をきたすことも少なくありません。多くは生命に危険のないものですが、まれに脳腫瘍による場合もあります。確実な診断の後、内服薬、麻酔、手術、ガンマナイフなどたくさんの治療の中からご相談をしながら適切な治療を選択して最善の対処をいたします。

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